こんにちは!
インターハイが終わり、本格的に暑い夏がやってきました。そして、中学バスケの暑い夏も近づいてきています。
そうです、全中です。
今年は、なんと沖縄で開催されるようですので、全国の中学バスケ猛者が沖縄に集結します。
昨年の横地選手のように、この中から将来のスターが出てくるわけで、いち早くその存在を知りたいということで、ひできちも注目している大会です。
ということで、今年も全中の記事を掲載したいと思います。
もくじ
大会要項
全国を9地区ブロックに分けて、各ブロックから選出された全24校(男女合わせて48校)が参加します。つまり、都道府県ごとに最低1校は出場できる、というわけではありません。全く出場できない都道府県も出てきますので、そういった意味では、インターハイよりも狭き門となっています。
余談ですが、文科省のデータによれば、全国の中学校の数は高校の数の倍くらいあるようですので、その厳しさはインターハイの比ではないですね。
ブロックごとの出場枠
北海道:2校
東 北:2校
関 東:4校
北信越:2校
東 海:3校
近 畿:3校
中 国:2校
九 州:3校
沖 縄:1校 → 開催地枠
日程
8月22日(火) 開会式
8月23日(水) 予選リーグ
8月24日(木) 決勝1,2回戦
8月25日(金) 準決勝・決勝
試合自体は、実質3日間で終わっちゃいます。1日2試合やるんですね。若いからいいんでしょうかね。
競技方法
予選リーグは、8リーグ(3チーム1リーグ)に分けてリーグ戦を行い、各リーグ上位2位以上が決勝トーナメントに進出します。つまり、各リーグ1チームのみ敗退となります。
決勝トーナメントは、予選リーグを勝ち上がった16チームでトーナメントを組んで2日間に渡って行われます。トーナメントの1回戦は、ブロック間の1位と2位が対戦するように組まれます。
3位決定戦は行わないので、準決勝に進んだ時点で3位入賞が決定します。
出場校
北海道ブロック
男子:清田(北海道)、北見北(北海道)
女子:向陵(北海道)、北星学園(北海道)
東北ブロック
男子:津軽(青森)、山王(秋田)
女子:白百合(岩手)、大曲(秋田)
関東ブロック
男子:アレセイア湘南(神奈川)、東京実践(東京)、草野(千葉)、相生(群馬)
女子:八王子一(東京)、山口(埼玉)、豊野(埼玉)、陽南(栃木)
北信越ブロック
男子:鳥屋野(新潟)、亀田西(新潟)
女子;七尾(石川)、浅野川(石川)
東海ブロック
男子:浜松学院(静岡)、伊勢港(三重)、常磐(愛知)
女子:長良(愛知)、弥富北(愛知)、沼津(静岡)
近畿ブロック
男子:高須中(兵庫)、打出中(滋賀)、吉備(和歌山)
女子:大阪薫英(大阪)、京都精華(京都)、尼崎中央(兵庫)
中国ブロック
男子:玉島北(岡山)、津山西(岡山)
女子:竜操(岡山)、古田(広島)
四国ブロック
男子:石井(徳島)、勝山(愛媛)
女子:丸亀西(香川)、石井(徳島)
九州ブロック
男子:西福岡(福岡)、中村三陽(福岡)、平尾(福岡)
女子:折尾(福岡)、三股(福岡)、二島(福岡)
男女ともに九州はすべて福岡のチームです。どんだけ福岡強いんだって感じですね。
開催地枠
男子:コザ(沖縄)
女子:北谷(沖縄)
組み合わせ
◆男子予選リーグ
※赤字は決勝進出校
リーグ | 学校名 |
A | コザ(開催地) 伊勢港(東海) 草野(関東) |
B | 高須(近畿) アレセイア(関東) 常磐(東海) |
C | 清田(北海道) 津山西(中国) 吉備(近畿) |
D | 津軽(東北) 中村山陽(九州) 勝山(四国) |
E | 西福岡(九州) 北見北(北海道) 山王(東北) |
F | 石井(中国) 亀田西(北信越) 桐生相生(関東) |
G | 鳥屋野(北信越) 浜松学院(東海) 日野(九州) |
H | 玉島北(中国) 実践学園(関東) 打出(近畿) |
男子は、予想通り鳥屋野、西福岡が余裕で予選突破しています。玉島北も良い成績で予選突破しているので、上位争いにどう絡んでくるのかが楽しみですね。
アレセイアは、予選2位通過で決勝は西福岡と対戦となってしまったので、ちょっと苦しいか?
◆女子予選リーグ
※赤字は決勝進出校
リーグ | 学校名 |
I | 北谷(開催地) 所沢山口(関東) 尼崎中央(近畿) |
J | 丸亀西(四国) 弥富北(東海) 豊野(関東) |
K | 七尾(北信越) 古田(中国) 大曲(東北) |
L | 白百合(東北) 三股(九州) 京都精華(近畿) |
M | 八王子一(関東) 浅野川(北信越) 市立沼津(東海) |
N | 大阪薫英(近畿) 札幌向陵(北海道) 陽南(関東) |
O | 長良(東海) 竜操(中国) 二島(九州) |
P | 折尾(九州) 石井(四国) 北星女子(北海道) |
◆男子決勝トーナメント
■1回戦
勝山 61-58 山王
浜松学院 66-76 高須
草野 42-45 石井
アレセイア 46-61 西福岡
玉島北 80-60 吉備
コザ 74-45 亀田西
津山西 42-79 津軽
実践学園 49-58 鳥屋野
■2回戦
勝山 66-91 高須
石井 28-63 西福岡
玉島北 57-74 コザ
津軽 68-77 鳥屋野
■準決勝
高須(兵庫)56-81 西福岡(福岡)
高須は、コンゴから来た204cmのコンゴロー選手(本名ですよね?)が大活躍のようです。西福岡がどう対応するかが見ものですね。
コザ(沖縄)45-62 鳥屋野(新潟)
コザは開催地枠で出場ですが、地元の意地を見せて準決勝まで上がってきました。強豪鳥屋野との対戦がこれまた見ものです。
■決勝
西福岡 64-36 鳥屋野
◆女子決勝トーナメント
■1回戦
七尾 45-48 陽南
大曲 30-61 大阪薫英
豊野 71-50 北星女子
丸亀西 63-89 折尾
八王子一 89-63 三股
市立沼津 45-56 京都精華
二島 59-44 尼崎中央
長良 78-68 所沢山口
■2回戦
陽南 35-44 大阪薫英
豊野 76-65 折尾
八王子一 52-54 京都精華
二島 55-51長良
■準決勝
大阪薫英(大阪)44-64 豊野(埼玉)
強豪同士のぶつかり合いです。勝ち上がり方を見るとディフェンスの大阪薫英、オフェンスの豊野というイメージです。
京都精華(京都)49-61 二島(福岡)
近畿2位の京都精華と九州3位の二島が、ここまで上がってきました。近畿と九州のレベル高いですね。
■決勝
豊野(埼玉)64-39 二島(福岡)
過去の実績
先述の通り予想は困難ですが、まずは事実を整理していきたいと思います。
地区大会の結果
直近の記録として最も参考になると思われる各地区大会の結果をまとめてみました。その地区でどのくらいの強さで優勝したのかがわかるように、決勝戦の点差も表に含めました。
◆北海道地区
優勝 | 準優勝 | 点差 | |
男子 | 清田 | 北見北 | 6 |
女子 | 向陵 | 北星学園 | 20 |
◆東北地区
優勝 | 準優勝 | 点差 | |
男子 | 津軽 (青森) |
山王 (秋田) |
1 |
女子 | 白百合 (岩手) |
大曲 (秋田) |
16 |
◆関東地区
優勝 | 準優勝 | 点差 | |
男子 | アレセイア (神奈川) |
実践学園 (東京) |
15 |
女子 | 八王子一 (東京) |
所沢山口 (埼玉) |
19 |
◆北信越地区
優勝 | 準優勝 | 点差 | |
男子 | 鳥屋野 (新潟) |
亀田西 (新潟) |
49 |
女子 | 七尾 (石川) |
浅野川 (石川) |
32 |
◆東海地区
優勝 | 準優勝 | 点差 | |
男子 | 浜松学院 (静岡) |
伊勢港 (三重) |
29 |
女子 | 長良 (愛知) |
弥富北 (愛知) |
39 |
◆近畿地区
優勝 | 準優勝 | 点差 | |
男子 | 高須 (兵庫) |
打出 (滋賀) |
31 |
女子 | 大阪薫英 (大阪) |
京都精華 (京都) |
27 |
◆中国地区
優勝 | 準優勝 | 点差 | |
男子 | 玉島北 (岡山) |
津山西 (岡山) |
29 |
女子 | 竜操 (岡山) |
古田 (広島) |
23 |
◆四国地区
優勝 | 準優勝 | 点差 | |
男子 | 石井 (徳島) |
勝山 (愛媛) |
4 |
女子 | 丸亀西 (香川) |
石井 (徳島) |
29 |
◆九州地区
優勝 | 準優勝 | 点差 | |
男子 | 西福岡 (福岡) |
中村三陽 (福岡) |
39 |
女子 | 折尾 (福岡) |
三股 (宮崎) |
23 |
JX-ENEOS 都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2017
今年の3月に開催された大会です。ただし、都道府県対抗なので強い地域がわかるという参考程度ですが、1つの指標として取り入れてみたいと思います。
男子 | 女子 | |
優勝 | 神奈川 | 大阪 |
準優勝 | 長崎 | 長崎 |
3位 | 東京A 新潟 |
栃木 愛知 |
◆男子
神奈川は、アレセイア湘南から4名選出
新潟は、鳥屋野から4名、亀田西から2名選出
東京Aは、実践学園から4名選出
◆女子
大阪は、大阪薫英から4名選出
愛知は、長良から4名選出、弥富北から4名選出
予想
男女ともに優勝候補を3校あげてみました。
男子は、地区代表を制覇している新潟と福岡が有力候補かと思われます。その中でもダントツで優勝している新潟の鳥屋野と福岡の西福岡は、上位に食い込んでくるものと思われます。また、都道府県対抗で優勝した神奈川に4名選出されているアレセイア湘南も優勝候補かと思われます。
女子は、何と言ってもバスケ激戦区である東海地区を制した愛知の長良が優勝筆頭候補だと思われます。また、都道府県対抗優勝の大阪に4名所属した大阪薫英も外せません。あとは、東海地区に次ぐバスケ激戦区である九州大会で優勝した折尾も上位に食い込んでくるものと思われます。
(2017.8.22追記 ← 通りすがりさん、埼玉県民さん情報提供ありがとうございました!)
コメントいただき追記させていただきますが、女子はどうやら昨年優勝した埼玉の春日部豊野が今年も優勝候補のようです。その要因としては昨年の優勝を牽引した2年生エースの倉持のりか選手の存在が大きいようです。日本代表にも選ばれるなど、そのポテンシャルの高さから3年生となった今年度の活躍が楽しみですね。
いよいよ本日開催ですが、結果が非常に楽しみになってきました。
■結果
優勝
男子:西福岡(福岡)
女子:豊野(埼玉)
準優勝
男子:鳥屋野(新潟)
女子:二島(福岡)
3位
男子:高須(兵庫)、コザ(沖縄)
女子:大阪薫英(大阪)、京都精華(京都)
男女ともに決勝は大差がつきました。思った以上に優勝した2校は抜けているみたいですね。それにしても福岡は男女ともに強いですね。バスケに力入れてるんですかね。
コザは開催地枠での出場ですが、なんと3位。おそらく九州大会では準優勝の中村三陽(福岡)に敗れてブロック出場が叶わなかったのですが、この事実からも福岡の層の厚さが伺えますね。恐るべし。
この大会に出場した選手たちが、来年は高校に舞台を移してどう活躍するかが今から楽しみですね。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
バスケ315!
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いつも楽しく拝見させていただいております。将来有望な選手を見るにはうってつけの大会ですね。
ひできちさんのデータからいくと、新潟の鳥屋野中が有力でしょうか。新潟バスケット王国の復活が期待されますね。
コメントありがとう。
そうですね。基本的に中学校は今でも新潟強いですね。あと、最近は高校も男女ともに全国上位クラスになってきてますね。
なるほど。という予想ですね。
スコアやブロック大会の結果あから見るとそうですね。関東・九州のチームしか見ていないですが、個人的には下記のように予想します。
男子は①西福岡・②鳥屋野・③実践・④アレセイア
女子は①春日部豊野・②所沢山口・③八王子一・④二島
どうでしょうか?
男子は西福岡と鳥屋野が正直抜けている印象です。女子は今年に限っては埼玉がレベルNo.1でした。それにつくのが八王子一の印象です。長良や九州勢はそれに次ぐ感じだと思います。
どちらにしても来週、各チームの良い試合楽しみにしています。
通りすがりのバスケ好きさん、
貴重なコメントいただき、ありがとうございます。
おそらくバスケ好きさんは、実際に試合をご覧になっているんでしょうね。大変参考になります。
それに対して、ひできちの予想はウェブに掲載されているデータしか見ていないので、精度は低いです。。。
おっしゃる通り、各チーム良い試合を見せてくれることが楽しみですね。
少し訂正をさせてください。
女子の九州1位は折尾です。
女子の九州2位の三股は宮崎県です。
男子の九州3位は日野で長崎県です。
近畿1位の高須は兵庫県です。
ちなみに高須には205センチのコンゴからの留学生がいます。
コメントいただき、ありがとうございます。
九州女子に関しましては、途中で気が付きましたので訂正しました。
高須に関しましては、ご指摘どおり修正しました。
中学で205はかなりの脅威ですね。
情報提供ありがとうございました!
今日から楽しみです。沖縄に行かれなくて残念です。
埼玉県民から予想の中に埼玉県を入れて欲しい!と思いコメント残させていただきます。
女子しかわかりませんが、ジュニアオールスターでは春日部豊野のエースが日本代表に選抜されてて埼玉県代表には入ってませんでした。その辺を加味すると1位は春日部豊野ではないかと思います!
目指せ埼玉県女子3連覇!
埼玉県民さん
コメントいただき、ありがとうございます!
なるほど、そういう事情があったのですね。
通りすがりさんからも指摘があったように、春日部豊野は昨年に引き続き優勝候補のようですね。
皆さまのご指摘を反映して予想の中には追加しておきます。
リーグ線から女子は関東勢のレベルの高さを感じました。八王子一が抜きに出ているとみました。インサイドの強さ。外角シュートの正確さ。ドライブ。厳しいディフェンス。兼ね備えたいいチームです。豊野もいいです。が、とにかくスロースタート。そこが鍵では。少し高さに難がありますがドライブと外角シュートの正確さから所沢山口もいいバスケします。ファールトラブルで自滅せず慌てずに守れば優勝ありです。あとは折尾ですかね。九州大会での戦いから。この四チームが優勝候補と予想しますがどうでしょう。
バスケ好きな関東人さん
コメントいただき、ありがとうございます。
確かに関東勢全体のレベルが高いとなると、私が挙げた地区大会での点差はあまり意味がなくなってきますね。
いよいよ始まりましたがどうなるか楽しみですね!
おはようございます。
春日部豊野のエースは倉持のりかさんです。
中澤梨南選手は卒業して、桜花の1年です。
倉持選手の出身県さん
コメント頂き、ありがとうございました。
完全に勘違いしていました。。。
修正いたします(。>﹏<。)
男子は西福岡の圧勝でしたね。ただでさえレベルが高かったチームだったのに春先〜夏にかけてポイントガードの♯12が成長したのが大きかったですね。その分、互角と思われていた鳥屋野に勝ったのではないでしょうか?
女子は、豊野中に勝つために今年1年やってきた八王子一と所沢山口が決勝に辿りつけなかった段階で豊野中の優勝は固かったと思います。二島も大阪薫英も強豪ですが、素の力ではやはり豊野中が、抜けてましたね。今年度公式戦で共にvs豊野中に1勝している八王子一か所沢山口との決勝戦を見てみたかったです。
西福岡強いですね。まさかこれだけ差があるとは思いませんでした。
女子も豊野が圧勝ということで、強弱の差がはっきりしていたのですね。それにしても倉持選手は決勝でも32得点とやはりエースですね。
女子、九州代表は折尾中学ですよ、、
57さん
ご指摘いただき、ありがとうございます。
途中で気がついて、修正したつもりだったのですが、修正漏れがありました。
助かりました。