【バスケ】実はあまり知られていないジャンプボールのルール

[公開日]

ジャンプボールは、ゲームの開始時に行われるのですが、イレギュラーなシチュエイションになって、みんながこの場合どうだっけ?と考え込むことってありますよね。

オルタネイティング・ポゼション(alternating possession)ルールが採用されてから、1ゲームに1度しか行われなくなったことから、細かいルールについては、実は、あまりよく知られていない気がします。

そこで、本稿ではジャンプボールに焦点をあててみたいと思います。

ジャンパー以外の配置は、必ず交互?

バスケットボール競技規則には、以下のように書かれています。

12.2.2 1チームの2人のプレイヤーがサークルのまわりにとなり合わせて位置したときは、相手チームからの要望があれば、一方の位置を譲らなければならない.

これを逆に読むと、相手チームからの要望がなければ、同じチームのプレイヤーが並んでいてもよいということになります。

したがって、必ず交互に立たなければならないということはありません。

トスアップの高さ

審判をやっていて、少し迷うのがトスアップするときの高さです。

自分は、昔、ゴールの高さくらいあげればよいといわれた気がしますが、規則には以下のように書かれています。

12.2.3 審判は、両ジャンパーの間で、ジャンパーがジャンプしても届かない高さまでまっすぐ上にボールをトス・アップする.

へぇー、高さの上限はないんですね。

時々、高すぎだろーって思うことがあるのですが、別にいいんですね。

というか、ゴールの高さじゃ届く人いるからダメですね。。。

ジャンパーに関する規則

12.2.4 ジャンパーは、トス・アップされたボールを片手または両手でタップする.ただし、ボールが最高点に達してからタップしなければならない.

え、両手でもいいんですね。初めて知りました。

まあ、普通に考えて、両手よりも片手の方が最高到達点が高くなるからそんなことする人いないか。

12.2.6 どちらのジャンパーも、トス・アップされたボールをつかんではならないし、それぞれ2回までしかボールをタップすることはできない.
ジャンパーは、許されたタップをするほかは、ボールがジャンパー以外のプレイヤーあるいは床に触れるまでは、ボールに触ることができない。

ポイントは、タップは1人2回までというところと、ボールが床に触れたのちは、ジャンパーも触ってもいいんですね。

12.2.7 どちらのジャンパーもボールをタップすることができなかったり、トスがまがったり低すぎたりしたときは、審判は、ジャンプ・ボールのやりなおしをする.

12.2.8 ジャンパー以外のプレイヤーは、ボールがタップされるまでサークル(円筒)の外にいなければならないし、からだのどの部分もサークル(円筒)のラインをこえて内側に入れてはならない。

タップされた後は、周りの人はすぐにサークル内に入れるみたいですね。

あと、周りに並ぶ人はサークルの線に足がかかっていても、内側のエリアに踏み越えなければいいみたいですね。

罰則

これらの規定に違反することは、ヴァイオレイションに該当するということなので、相手ボールからスタートとなります。

その際には、ヴァイオレイションが起こった場所から一番近いアウト・オブ・バウンズエリアから、ボール出しするみたいです。ただし、センターサークルないで起こった場合は、センターライン付近の近くの相手チームのフロントコートのアウト・オブ・バウンズエリアからボール出しするようです。

以上、ジャンプボールに関連した規則を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

私は、新たな発見がいくつもありました。

でも、またすぐ忘れるんでしょうねw

バスケ315!

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投稿者: ひできち

40歳過ぎた今でも週2回バスケをこなすバスケ好き。 B.LEAGUE開幕により、日本バスケの人気復活に期待しており、自称日本バスケ普及推進委員。 現在、バスケ部所属の二児の父親でもあり、バスケ一家を支えるべく日々奮闘中。

「【バスケ】実はあまり知られていないジャンプボールのルール」への4件のフィードバック

    1. はい、問題ないです。
      通常センターサークルを囲むように交互に敵味方が並びますので、その場合、当然相手コートに入っています。

  1. NBAの動画でジャンパーが飛ばずに相手がタップしたボールを取ってシュート決めてた気がするんですけど、気のせいですか?

    1. すみません。もう少し詳しく状況を教えていただけますでしょうか。
      AチームのジャンパーがタップしたボールをBチームのジャンパーがボールが他の選手に触れるもしくは床に着く前に保持して、シュートしたということですか?
      となれば、少なくとも日本のルールには反することになります。
      NBAのルールと日本ルール(≒国際ルール)とは異なる部分が多々あるので、それがNBAにおいてのルール違反かどうかまではわかりません。

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