こんにちは!
ウィンターカップまであと約2週間となりました。毎年いろんなドラマが繰り広げられる高校バスケの集大成であるウィンターカップ。
昨年は、9冠をかけてウィンターカップに臨んだ桜花学園が決勝で岐阜女子に敗れるという波乱で幕を閉じました。
華々しく飛び散るテープとは対照的にうなだれる桜花学園の選手達の姿が非常に印象的でした。
一方の岐阜女子にとっては、宿敵であった桜花学園にやっとの思いで勝利できた瞬間でもあり感慨深い思いだったに違いありません。
そんなライバル同士の両者の対戦ですが今年は、
インターハイ
優勝:桜花学園 準優勝:岐阜女子
国体
優勝:愛知(桜花学園) 準優勝:岐阜(岐阜女子)
と、桜花学園が昨年同様すでに2冠達成しています。そして、この因縁のウィンターカップと、否が応でも注目が集まります。
本記事では桜花学園の宿敵である岐阜女子に焦点をあててみたいと思います。
岐阜女子高等学校
言わずと知れた女子バスケの名門高校ですが、岐阜県南部の岐阜市に隣接する岐南町にあります。バスケットボール部は、1977年の創部より39年間ずっと安江満夫監督が顧問として教え続けています。インターハイに初出場したのは1989年で、それ以降、ウィンターカップなど全国大会の常連校となっています。
ウィンターカップの出場は今年で25年連続ということですので1991年から岐阜の代表は岐阜女子ということになります。
OGとしては、日本代表としてオリンピックにも出場した王新朝喜選手(三菱)がいます。
主な過去の成績
1990年ごろから全国常連校となって着実に力をつけてきたものと思われ、ここ最近では、決勝の常連校ともなっており、昨年ついにウィンターカップ初優勝を果たしています。
インターハイ
2005 3位
2007 準優勝
2015 準優勝
2016 準優勝
国体
2012 優勝
2015 準優勝
2016 準優勝
ウィンターカップ
2006 準優勝
2011 4位
2013 準優勝
2015 優勝
宿敵! 桜花学園
全国の上位までくると立ちはだかるのが桜花学園という高い壁です。この壁を乗り越えない限り優勝はできません。岐阜女子高校も初優勝を果たすまでに何度も桜花学園の高い壁に阻まれてきました。
ここ2年の両校の対戦結果は以下の通りです。
対戦 | 結果 |
2015 IH決勝 | ❌岐阜 44-40 桜花 |
2015 国体決勝 | ❌岐阜 53-55 桜花 |
2015 WC決勝 | ⭕️岐阜 54-49 桜花 |
2016 東海新人決勝 | ❌岐阜 55-74 桜花 |
2016 東海総体決勝 | ❌岐阜 53-71 桜花 |
2016 IH決勝 | ❌岐阜 48-60 桜花 |
2016 国体決勝 | ❌岐阜 64-71 桜花 |
2016 WC決勝? | ??? |
このようにここ2年間は、すべて決勝で対戦となっています。そして、ほとんどの試合が10点差以内の接戦となっていますので、実力はかなり拮抗しているものと思われます。
今年の結果だけ見ると岐阜女子の全敗なのですが、点差は、19点、18点、12点、7点と対戦するたびに確実に縮まっています。
そして、今年のウィンターカップも対戦するとすれば決勝となりますが、ひできちは、まず、間違いなくこの両校が勝ち上がってきて、決勝で対戦するものと予想しています。
そして、かなり拮抗した試合になることが予想されます。
ウィンターカップ2016の岐阜女子のメンバー
桜花学園のスタートメンバーが全員U18の日本代表選手である一方で、岐阜女子のメンバーには日本代表選手が一人もいません。
これってある意味ですごいことですよね。タレント集団の桜花学園と互角に渡り合っているということは、チーム力は岐阜女子の方が上?という見方もできるということです。
岐阜女子は、1月に開催されるオールジャパンにも出場が決まっています。高校生の枠は、その年度のインターハイで優勝した1チームのみとなっており、2016年のインターハイ優勝校である桜花学園が獲得しています。
では、なぜ参加できるのか?
実は社会人・大学生などが参加する東海地区の大会で優勝しての出場となっています。
大学生や社会人チームにも勝ってしまうんですね。脱帽です。
ウィンターカップのベンチメンバーは以下の通りとなっています。
# | 氏名 | 備考 |
---|---|---|
4 | 石井 香帆 | 3年 SG 170cm 長良中 |
5 | 藤田歩 | 3年 PG 165cm 長良中 |
6 | 石坂ひなた | 2年 SF 171cm 猿橋中 |
7 | ディヤイ ファトー | 3年 C 182cm LBD中 |
8 | バイ クンバディヤサン | 2年 C 190cm GF中 |
9 | 玉置愛理 | 3年 PG 162cm 東京成徳中 |
10 | 小野佑紀 | 2年 PF 177cm 藤浪中 |
11 | 齋藤加奈 | 3年 PF 176cm 蒲田中 |
12 | 垣内理菜 | 3年 SG 163cm 中山中 |
13 | 宇治みゆい | 3年 SF 166cm 藤浪中 |
14 | 田中聖香 | 1年 SF 172cm 長良中 |
15 | 木下七美 | 1年 PG 165cm 長良中 |
16 | 江田晴香 | 1年 PF 172cm 藤浪中 |
17 | 大場晴子 | 2年 C 178cm 東長良中 |
18 | 池田沙紀 | 1年 PG 159cm 坂本中 |
長良中、藤浪中は、どちらも愛知県の全国常連校です。現在の3年生が中学3年生の時、つまり3年前に藤浪中が全国優勝しています。
その時のスタートメンバーが#13 宇治みゆい選手です。さらに言うと桜花学園の山本麻衣選手、佐古瑠美選手も藤浪中のスタートメンバーでした。
このようにいろんな面で岐阜女子と桜花学園のドラマがあるわけです。こうやって記事を書いている今から、ウィンターカップでの対戦が楽しみになってきましたね。
最後までおつき合いいただきありがとうございました。
バスケ315!
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「【高校バスケ】ウィンターカップ2016 注目校と注目選手 岐阜女子編」への1件のフィードバック