こんにちは!
5/7で全32節(全60試合)のBリーグのレギュラーシーズンが終わり、5/13よりプレーオフが始まっています。
一口にプレーオフと言っても、B1リーグに所属するチームにとっては天国と地獄の2種類のプレーオフがあります。
1つは、Bリーグの王者を決めるチャンピオンシッププレーオフ、もう1つは、B1リーグ残留をかけた残留プレーオフです。
特にシーズン成績の下位4チームで争われる残留プレーオフは、1回戦で負ければB2降格確定というなんとも熾烈な争いになります。
5/13、14に残留プレーオフの1回戦が終了していますので、すでに2チームのB2降格が決まっています。
そこで、悲喜こもごものBリーグの2016-2017シーズンのプレーオフの現状についてまとめてみました。
チャンピオンシッププレーオフについて
大会概要
Bリーグの初代王者を決める今シーズンのチャンピオンシップですが、出場チームは以下のように決まります。
- 3つの地区のそれぞれの上位2チーム(計6チーム)
- 1.以外の全チームの勝率上位2チーム(ワイルドカードと呼ばれています)
この8チームにて、トーナメントを組み優勝を争います。
トーナメントの1回戦(クォーターファイナル)、2回戦(セミファイナル)は、2戦先勝方式で、決勝はなんと1試合のみの一発勝負となります。
うーん、しびれますね。
また、1回戦目・2回戦目はリーグ戦順位が上位のチームのホーム開催となりますが、決勝は東京(代々木第一体育館)開催となります。
トーナメントは、リーグ順位によって組み合わせが決まりますが、リーグ戦の順位は以下のように決まります。
- 3つの地区の各1位の勝率順に1位から3位を決定
- 3つの地区の各2位の勝率順に4位から6位を決定
- ワイルドカード2チームの勝率順に7位,8位を決定
トーナメントの組み合わせ
1位-8位
5位-4位
3位-6位
7位-2位
出場チーム
2016-2017シーズンのチャンピオンシップ出場チームは以下の8チームです。
東地区1位:栃木ブレックス(リーグ2位)
東地区2位:アルバルク東京(リーグ4位)
中地区1位:川崎ブレイブサンダース(リーグ1位)
中地区2位:三遠ネオフェニックス(リーグ5位)
西地区1位:シーホース三河(リーグ3位)
西地区2位:琉球ゴールデンキングス(リーグ6位)
ワイルドカード:千葉ジェッツ(リーグ7位)、サンロッカーズ渋谷(リーグ8位)
よってトーナメントの組み合わせは、以下の通りです。
(左側がホームチームです)
1.川崎ブレイブサンダース – サンロッカーズ渋谷
2.アルバルク東京 – 三遠ネオフェニックス
3.シーホース三河 – 琉球ゴールデンキングス
4.栃木ブレックス – 千葉ジェッツ
2回戦目は、1の勝者と2の勝者、3の勝者と4の勝者が対戦となります。
1回戦目の結果
5/13、14の1回戦の結果は以下の通りです。
1.⭕️川崎ブレイブサンダース 2-0 サンロッカーズ渋谷❌
2.⭕️アルバルク東京 2-0 三遠ネオフェニックス❌
3.⭕️シーホース三河 2-0 琉球ゴールデンキングス❌
4.⭕️栃木ブレックス 2-0 千葉ジェッツ❌
すべての試合でアップセットなく順当にレギュラーシーズン上位のホームチーム側の勝利となっています。
残留プレーオフについて
大会概要
残留プレーオフはレギュラーシーズンの勝率下位4チームによって争われるB1生き残りをかけた死闘のトーナメントであり、チーム存続にも影響するかもしれないくらいの大きな意味を持つ試合です。
違った意味でチャンピオンシップよりも盛り上がるものと思われます。
出場チームは、以下の4チームです。
15位:富山グラウジーズ(中地区)
16位:秋田ノーザンハピネッツ(東地区)
17位:横浜ビーコルセアーズ(中地区)
18位:仙台89ers(東地区)
西地区からは1チームも出ていません。東地区は、栃木、東京、千葉といった強豪チームが揃っていることから、レギュラーシーズンに秋田、仙台はかなり苦戦を強いられたものと思われます。
トーナメントの組み合わせは、以下の通りです。
富山グラウジーズ(15位)-仙台89ers(18位)
秋田ノーザンハピネッツ(16位)-横浜ビーコルセアーズ(17位)
こちらも1回戦目は2戦先勝方式となっており、順位の高いチームのホームコートで開催されます。
1回戦を敗退するとB2プレーオフで1位、2位となったチームと入れ替わります。つまり、敗戦した時点でB2降格が確定しますので、相当しびれる試合になることが予想されます。
2回戦は、東京(代々木第二)にて1試合のみ行われ、勝利すればB1残留が決定します。
2回戦で負けたチームは、B2のプレーオフで3位になったチームと入れ替え戦を行うことになります。
入れ替え戦は、5/28SATに代々木第一体育館にて行われ、1発勝負となっています。これも注目の試合ですね。
1回戦目の結果
⭕️富山グラウジーズ(15位)2-0 仙台89ers(18位)❌
❌秋田ノーザンハピネッツ(16位)1-2 横浜ビーコルセアーズ(17位)⭕️
この結果により、仙台と秋田のB2降格が確定しました。東北の2チームが降格となったことから、なんとB1リーグから東北チームがなくなりました。
特に秋田は、観客動員数も多く人気の高いチームだっただけに残念です。
特に、秋田-横浜戦での3戦目の終了間際、2点ビハインドの横浜の川村選手がブザービーターで3ポイントを決めた瞬間の衝撃は忘れられません。秋田の選手も信じられないという表情でなんとも切ないシーンでした。
ひできちの中では、シチュエーションも含め今季一番印象に残るプレーでした。
2回戦目の結果
⭕️富山グラウジーズ(15位)- 横浜ビーコルセアーズ(17位)❌
ということで、見事富山グラウジーズの残留が決まりました。ひできちの故郷のチームの残留が決まりホッとしています。次年度は是非ともチャンピオンシップに出場してほしいものです。
よって、横浜はB2プレーオフの3位チームとの入れ替え戦(5/28SAT@代々木第一体育館)に進むことになります。
B2プレーオフの状況
最後に、B1昇格をかけたB2プレーオフの結果を見ておきましょう。
1位:西宮ストークス(兵庫)→ B1昇格決定
2位:島根スサノオマジック(島根)→ B1昇格決定
3位:広島ドラゴンフライズ(広島)
1位の西宮と2位の島根がB1昇格決定しました。
3位の広島ドラゴンフライズは、横浜ビーコルセアーズとの入れ替え戦(5/28SAT@代々木第一体育館)を行うことになります。
おわりに
Bリーグ元年のシーズンも終わり、集大成のプレーオフが行われていますが、東北勢の秋田、仙台のB2降格、西宮、島根のB1昇格が決まりました。
この結果、東のチームがかなり少なくなり、西のチームが増えるという結果となりました。
今シーズン東地区に所属した2チームが降格となるという結果なのですが、正直、東地区は栃木、東京、千葉というチームが所属しレベルが高すぎたと思います。そのあおりをこの2チームが受けた気がしてなりません。
そういった意味でも次シーズンの地区の組み合わせがどうなるのかが非常に気になります。
また、秋田のような観客動員で頑張っているチームがB2に降格してしまうというのもBリーグにとっての損失ではないかと思ってしまいます。
勝ち負けに徹するというのがスポーツの醍醐味なのでしょうがないのですが、観客動員数を伸ばしてBリーグに貢献しているチームに何かしらのインセンティブがあっても良いのかなぁと思ってしまいます。
この後は、いよいよ初代王者を決めるチャンピオンシップ決勝、B1-B2の入れ替えを決める入れ替え戦が控えておりまだまだ目が離せない状況です。
Bリーグ初代王者は、誰なのか?
天皇杯を優勝した千葉ジェッツが敗退してしまった今、ひできちとしては、Bリーグの顔である田臥選手が所属する栃木ブレックスが優勝するのが一番美しいのではないかと思っています。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。
バスケ315!
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