こんにちは!
チーム内でポジションの話が出たので、常日頃考えていたことをもう一度しっかりと整理してみようというモチベーションでこの記事を書いています。
そもそも、バスケにおけるポジションとは何か?
というところから掘り下げてみたいと思います。
後半は完全に個人的な意見です。今までバスケをやって来ていつも疑問に感じていることをブチまけました(笑)
これだけ個人的な思いを入れた記事は珍しいです。
ポジションとは
バスケにおけるポジションとは、ひとことで言えば、各プレイヤーに与えられた役割であり、コート上における位置取り、まさにポジションということになると思います。
ただし、野球とは違いバスケは常にコート上において流動的に動き回るため、ある特定の位置に留まるわけではなく、あくまでもその位置にいる割合が高いということになります。
ポジションには名前がついており、ゴールから遠い位置にいる割合が高い順にガード(G)、フォワード(F)、センター(C)と言われています。
一般的なイメージとしては、ガードがボールを運んで、フォワードがシュートして、センターがリバウンドを取る、といった感じでしょうか。
あくまでもイメージですが、ざっくりしすぎですかね(笑)
しかし、私が持っているバスケットボールの指導本(バスケットボール指導全書1,2 吉井四郎著、バスケットボール指導教本 日本バスケットボール協会編)を見ても実はこれらのポジションの役割についてまとめて記載されている箇所はありません。
ポジションに言及している箇所として、バスケットボール指導全書1には、以下のようなことが書かれています。
のぞましいバランスは、かつてはフォワード2人、センター1人、ガード2人とされてきたが、現在では、チーム事情に応じて、ガード1人であったり、センター2人であったりと多様化してきているという記載があります。
バスケットボール指導全書2には、さらに興味深い記述があります。
それは、ポジションの起源に関するものであり、ひとりのプレーヤーが5つのポジションすべてをプレーする「シャッフルオフェンス」や「フレックス」に対して、UCLA(米国の大学)では、ひとりのプレーヤーが1つのポジションのみを習得し専門職とすることで、自分の得意分野だけを学べはよいオフェンスのシステム(おそらくセットオフェンスの1種だと思われますが)を作り上げたということです。
つまり、選手に専門性を持たせるオフェンスシステムを作ることで、より効率的に特化して選手の能力を伸ばすことができるようになったということです。
5人のゼネラリストだったものを役割分担された5人のスペシャリストを作ることで、より強いチームを効率的に作ることを可能にしたということだと思います。
いかにもアメリカらしく合理的で素晴らしい考え方ですよね。
ただし、そのような役割分担されたオフェンスシステムがチームに浸透しているというのが大前提になるかと思います。
そして、その専門職の名称については、NBAの影響を受けて日本に浸透していきました。
それが、ポイントガード(PG:1番)、シューティングガード(SG:2番)、スモールフォワード(SF:3番)、パワーフォワード(PF:4番)、センター(C:5番)です。
ざっくりですが、それぞれのオフェンスの役割としては、
PG:司令塔、ゲームコントロール、ゲームメイク
SG:3ポイントを中心とするアウトサイドシュート
SF:アウトサイドシュート、ミドルレンジのシュート、ドライブ
PF:ミドルレンジのシュート、ショートレンジのシュート
C:ショートレンジのシュート
といった感じでしょうか。
スラムダンクや黒子のバスケの影響もあり、バスケをやる人は自分がどのポジションなのか、あいつはあのポジションだということがよく言われるようになりましたね。
ポジションに対する個人的な疑問と思い
さて、ここからはひできち個人の意見です。
もちろん、反対される方もおられると思いますが、完全に個人的な意見としてとらえてください。
NBAやBリーグに限らず、組織的なオフェンスシステムを持っているチームにとって、ポジションというものが大切だということは非常によく理解できました。
それは前述の通りで、勝つためのチーム作りを効率よく行うということがポジションという考えに結びついているという明快で合理的な理由があるからです。
そして、それは役割分担を明確にしたチームとしてのオフェンスシステムというものの存在が前提となっているというところがポイントだと思っています。
では、我々のような草バスケ的なものはどうでしょうか?
まずオフェンスシステムというものはおよそ存在せず、フリーオフェンスが基本となるかと思います(強いチームは違うかもですが)。
そして、特にポジションに特化した専門職を効率的に作りたいわけでもありません(強いチームは違うかもですが)。
なので、ポジションを固定する考え方というものがどれだけ大切なのかは疑問です(強いチームは違うかもですが)。
こちらに同じような疑問を持っている方がおられましたので、紹介いたします。
ひできち個人の意見としては、草バスケ(床バスケ?笑)のゲームでチーム分けをしたときには、まずメンバーの状況から自分がそのチームの中でどういった役割をやることが一番チームにとってプラスになるのかを考えます。
それが結果的にガード的な役割であったり、フォワード的な役割を担っていたりするのかもしれませんが、そんなことは意識してませんし、それも他の人の動きなどによってゲームの流れの中で流動的に変わります。
つまり固定したポジションという考え方は持っていません。
チーム分けをしたときに「うちのチーム小さいなぁ」っていうのは見たままの事実を述べているだけで全然分かるのですが、「ガードがいない」「センターがいない」とか言う人がいます。
「いやいや、いないんじゃなくて誰がその役割をやるのかということなんじゃないかな?」
と疑問に思います。
もっと酷い人になると「ガード(もしくはセンター)いないから、メンバー交換しよう」などと言い出します。
よっぽど、チーム分けされたメンバーを信頼できないんでしょうね。
もし自分がそのメンバーにいたときには、その時点でやる気をなくしますね(笑)
チームのバランスを取ることは大切かもしれませんが、メンバーの信頼とかやる気をなくしては元も子もないですよね。
そういう状況こそ「チームワークで乗り切ろう!」というモチベーションに変えてほしいですよね。
ひできちは、むしろそういう状況の方がワクワクしてやる気がでます。
みんなで、無いものを補うってチームスポーツの醍醐味じゃないですか。
草バスケは勝利至上主義じゃないんですから、そういう楽しみ方があってもいいと思いませんか?
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
バスケ315!
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わかる〜
この件は飲みながら話したいですね〜
ありがとうございます笑
是非一席!