1年前くらいのことですが、
突然、バスケ仲間に
「ギャロップステップって何?」
って聞かれて、よく分からなかったのでw、そのとき調べたことをまとめたいと思います。
※こちらの記事は、ルール改正に伴い2021/12/20に修正いたしました。
ギャロップステップとは
ドリブルしながらゴールに向かってドライブ中にディフェンダーを空中でかわすための技術です。
なかなか文章だけで表現するのは難しいですが。
・ドライブ中に片足を残したままボールを保持してジャンプ
・両足で着地
・その後ジャンプショットやレイアップ(パスでもいいですがw)
というのが一連の流れです。
ジャンプの際に、ディフェンダー2人の間を半身ですり抜けるというのがオーソドックスな使い方として紹介されています。
さらにルール改正に伴い、最初の一歩目がゼロステップとして認められれば、着地後にピポットを踏むことが許されています。
それを解説した動画をご紹介いたします。
競技規則上の記載を見ていきましょう。
第25条 トラベリング
25-2-1 コート内でライブのボールをキャッチしたプレイヤーのピボットフットの決め方:
・動きながらまたはドリブルを終えるときにボールをキャッチしたプレーヤーは、ストップしたりパスやシ
ョットをしたりするために、2歩までステップを踏むことができる:
【補足】動きながら足がフロアについた状態でボールをコントロールした場合、フロアについている
足は0歩目とし、その後2歩までステップを踏むことができる。その場合、1歩目がピボ
ットフットになる。JBA2021 バスケットボール競技規則より引用
こちらは、トラベリングに関する規則のうちゼロステップの考え方ですね。
「動きながら」という点がポイントですね。
ボールキャッチと同時に、ついていた足はゼロ歩目としてキャンセルされるというものです。
次に、上記引用の続きで、ギャロップステップに関連すると思われる規則を引用してみました。
−1歩目のステップは、ボールをコントロールしたあとにフロアについた片足または両足である。
−2歩目のステップは、1歩目のステップのあとにフロアについた反対の足または同時についた
両足である。−プレーヤーの1歩目のステップがほぼ同時に両足でフロアについたとき、ピボットをする場合
はどちらの足でもピボットフットにすることができる。両足でジャンプした場合は、フロアに着地
するまでにボールを手から離さなくてはならない。JBA2021 バスケットボール競技規則より引用
つまり、
①動きながらボール保持したときについていた足でジャンプ(ゼロステップ)
②両足で着地(1歩目=ピボットフット)
③どちらの足でもピボット可能
というメカニズムになります。
この辺りは、トラベリングの記事でも紹介していますので、ご参照ください。
くどいようですが、あくまでも「動きながら」の一連のプレーのみに許された特別ルールですのでご注意ください。
バスケの規則ってホント複雑で難しいですね。
しかし、悩んだ時にはまずは競技規則という原点に立ち返るということが非常に大切だと思います。
バスケ315!
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1歩目、両足踏切、両足着地はギャロップにはなりません。
トラベリングです。
あくまでも片足踏切、両足着地がギャロップです。
通りすがりさん、ありがとうございます。
改めて、ルールブックを読んでみるとトラベリングの考え方について、誤った認識を持っていることに気がつきました。
トラベリングの記事も修正したいと思います。
両足→両足がギャロップと思ってました。
右足→右足ジャンプがOKなら逆もOK
片足踏切→両足でも厳密には3歩だが実際はOK
だから両足→両足もOK?と思ってました。
だとすると両足ついたままボールを受け、その状態で垂直ジャンプ→着地がOKになるから駄目?というかおかしいか
なら片足立ちでボール受け→横っ飛びジャンプ着地両足はトラベリングじゃない?
ドリブルからのシュートのトラベリングとパス受けてのピボットのトラベリングは別なんじゃなかろうか
匿名さん
コメントいただき、ありがとうございます!
ご指摘の通りで、止まってボールを保持した場合と動きながらのボール保持でトラヴェリングの基準が変わります。
競技規則第25条をお読みいただけるとわかるかと思いますが、基本的にトラヴェリングの規定は2つに分かれます。
ドリブル、パスどちらでもよいのですが、ミートする際の動きながらの動作において、ギャロップステップ(競技規則25.2.1(2)②(c))が許されています。
従いまして、両足ついたまま、もしくは片足立ちでボールミートしてからジャンプした場合には、ボール保持したまま着地した時点でトラヴェリングとなります。
一歩目がピボットになってそれを動かしてはいけないなら
普通のレイアップの二歩目もイリーガルにならんのかいな。
https://www.youtube.com/watch?v=w37HBcwjs18
これにもギャロップについては何もなし。
NBAは「両足→両足」がOKだったみたいで普通に使われていた。
それがギャロップ(pro hop)ステップでもある
とりあえず両足をついた状態でパスを受けたら片足どっちかがピボットでそれを動かしてはいけないという。
「ピボット」と「3歩」は違う?
じゃあ両足立ちでパス受けて両足ジャンプして両足着地もありになってしまうか。
でも片足立ち受けが0ステップならその状態でジャンパー一回飛ぶフェイク入れてそのまま打たずに両足着地もありなのか
匿名さん
こちらの疑問も先ほどと同じですが、「動きながらの動作」ということでレイアップシュートは例外的に許されています(競技規則25.2.2(3)②の後段)。
ギャロップステップの定義が何なのかは、特に競技規則上は定義されていませんので諸説あるのかもしれませんが、経験上2歩目の着地が両足着地である状態だと解釈しています。
ドリブルからのムーブと静止状態からのムーブをわけたほうが良くないですか。
例えば一歩目で片足飛びジャンパー(フェイク)→別の足で着地してもう一度ジャンパーはおかしい気がするがありなのか。
パスを受けた状態の場合は「ピボットを動かしてはいけない」で事足りるような気がする。しかしドライブの1歩目はピボットではない。そっからもう一歩ふみこんでの両足とびもできる。つまり一歩目と同じ足もついてるがリーガル。だったら昔のように両足→両足も可能にできるのでは?と思うが、それやったらドライブからの即ジャンパーは一回着地できることになってしまうか。難しい
匿名さん
トラヴェリングについての解説は別記事に記載していますので、そちらをご覧ください。
匿名さんのご指摘を確認しているうちにこのギャロップステップの記事の記載があいまいな点が多いことに気づかされました。
直近で改訂したいと思います。
ご指摘いただき、ありがとうございました!