ミニバスの存在は知っているけど、実際にその試合を見たりすることは少ない方が多いのではないかと思います。
そこで、バスケットボール競技の入り口でもあるミニバスについて、まとめてました。
ミニバスの精神
日本バスケットボール協会から出ているミニバスケットボールのルールの冒頭にミニバスケットボールの精神として、
「友情、ほほえみ、フェアプレイ」
を掲げています。
実際にミニバスの試合を見てもらうと分かるのですが、コーチや保護者のヤジや罵倒する声などが非常に多いです。
中学生以上の試合も色々と見ますが、明らかにミニバスが一番多いです。
ミニバスケットボールの精神に立ち返って、ヤジや罵倒ではなく、励ましや賞賛の声援を送ってほしいものです。
ミニバス特有のルールについて
中学生以上のルールは、ほぼ統一されているのですが、ミニバスだけは未発達の小学生の子供たちに配慮した特別のルールが存在します。
必ず10人出場
1ゲームの中で、必ず10人以上出場させる必要があります。
また、同じ選手が4Qすべて出場することもできません。
正確には、1人の選手が1Q、2Q,3Qと連続で出ることはできません。
ですので、超スーパースター選手がいても最大3Q(1Q+2Q+4Q or 1Q+3Q+4Q)までしか出場できません。
うちの地区では、1Qと2Qを総入れ替えしてまずは10人出場させて、3,4Qを10人の中のベストメンバーで出場させるというところが多いです。
よって、メンバーが10人いないと試合に参加できないということになります。
うちの地区では、市の大会レベルですと、10人いなくてもオープン参加という形で参加できるように配慮されていますが、試合結果で勝っていても必ず負けとなり勝ち進むことはできません。
バックパスがない
最初は、ミニバスのゲームを見て驚いたのですが、ミニバスにはバックパスがありません。
フロントコート、バックコート自由に行き来できます。
したがって、フロントコートに進める時間制限(大人ルールの8秒ルールに該当するもの)はありません。
余談ですが、以前(2010年頃)は、バックコートからのボール出しは審判のワンタッチなしでできたのですが、いつの間にかそのルールは、なくなったみたいですね。
30秒ルール
いわゆるショットクロックというやつですが、24秒ではなく30秒あります。
昔は、大人ルールも30秒だったのですが、ミニバスはいまだに30秒から変わっていません。
ちなみに、ミニバスの公式試合は1Q6分です。
ゴールの高さ、ボールの大きさ
大人ルールですと3m5cmですが、ミニバスルールでは2m60cmです。
ボールの大きさは、大人男子は7号、女子は6号、ミニバスは5号となります。
なので、小学生男子は、中学校に入るといきなりゴールの高さとボールの大きさが激変するので、大変なんじゃないかなと思ったりします。
全国大会
日本ミニバスケットボール連盟のウェブサイトを確認すると、ミニバスの全国大会は1年に1回のみ開催されているようです。
時期は3月末ということで、春休み中ですね。
6年生は卒業式終わってるんじゃないでしょうか。
全国大会は、2016年3月の大会を含め47回行われています。
その他、北海道ブロック、東北ブロックなどの地区ブロックごとの大会も開かれているようです。
優勝校などの傾向を見ても、年度ごとに全くバラバラという感じです。
バスケを始めたばかりの小学校ともなると、その年の人材によってチームの強弱が大きく左右されるんでしょうね。
うちの地区のミニバスチームも年度によって、優勝校がコロコロと変わるので、一概にどこのチームが強いというのはありません。
コーチの指導力によって多少の違いはあるのかもしれませんが、毎年確実に強いというミニバスチームというのはありませんね。
ミニバスをやっている子供たちは、みんな必死でがんばっていてかわいいです。
見る機会があれば、ぜひ励ましや賞賛の声援を送ってあげてください。
バスケ315!
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