【女子バスケ日本代表】第23回FIBA ASIA U-18 女子バスケットボール選手権大会

[公開日]
[更新日] 2016/11/21

こんにちは!

久々にJBAのウェブサイトを見たら、なんと今週末から女子バスケU-18の大会が始まるではないですか。

なんですと!

ということで、急遽記事をおこしました。

それにしても、来月ウィンターカップを控えている中、U-18の大会が開かれるとは、代表選手たちはなんとも忙しいことです。

大会概要

その名の通り、FIBA主催のアジアの国際大会です。

今大会は、2017年7月にイタリアで開催される「2017 FIBA U-19女子バスケットボール世界選手権大会」の出場権をかけておこなわれ、上位3チームがその出場権を得ることになります。

出場チームは、レベルⅠとレベルⅡに分かれており、以下のとおりです。

レベルⅠ:
中国(9)
日本(12)
韓国(18)
チャイニーズ・タイペイ(26)
タイ(40)
インド(38)

レベルⅡ:
インドネシア(56)
ホンコン・チャイナ(43)
カザフスタン(42)
マレーシア(39)
シンガポール(52)
スリランカ(50)

※カッコ内はFIBAランク

  1. まず、予選ラウンドにて総当りでレベルごとの順位を決めます。
  2. レベルⅠの上位4チームにて決勝トーナメント(1位-4位、2位-3位)を行い、3位決定戦まで行って、順位を決めます。
  3. レベルⅡの上位2チームとレベルⅠの下位2チームで入れ替え戦を行います。

なので、予選ラウンドで上位4チームに入れれば、ぐーんと出場権獲得の確率があがります。なので、予選ラウンドがかなり重要になってくるかと思われますね。

U-18 日本代表選手

U-18ということで、全員高校生となっています。特に桜花学園のスターティングメンバーが勢揃いしています。高校バスケの集大成であるウィンターカップを来月に控えていますが大丈夫なのでしょうか。

まあ、大丈夫なんでしょうねw

#4  佐古 瑠美 (桜花学園高校 3年)
#5  粟津 雪乃 (桜花学園高校 3年)
#6  佐藤 美羽 (山形市立商業高校 3年)
#7  梅沢 カディシャ樹奈 (桜花学園高校 3年)
#8  赤木 里帆 (桜花学園高校 3年)
#9  栗林 未和 (札幌山の手高校 3年)
#10 赤穂 ひまわり (昭和学院高校 3年)
#11 宮下 希保 (県立足羽高校 3年)
#12 馬瓜 ステファニー (桜花学園高校 3年)
#13 髙原 春季 (大阪薫英女学院高校 3年)
#14 藤永 真悠子 (開志国際高校 2年)
#15 山本 麻衣 (桜花学園高校 2年)

※JBAウェブサイトより

予選ラウンド

予選ラウンドは、11/13(日)から始まり、5日間ぶっ続けで行われます。いつもながら、なんともハードなことです。

日本は、FIBAランクとしてはアジアでは中国についで2位ですので、順当に行けば予選ラウンドは、問題なくクリアできるはずですが、ランク通りに行かないのが、国際大会ですので、韓国、チャイニーズ・タイペイあたりをきっちりと抑えて、なんとか中国に勝ってもらいたいですね。

そういった意味では、初戦はかなり重要かと思っています。

第1戦:11/13(日) vs. チャイニーズ・タイペイ

⭕️ 101 – 48
 1Q:19-16
 2Q:30-11
 3Q:28-13
 4Q:24-8

不安を跳ね飛ばすくらいのメンバー全員得点の快勝でした。スコアリーダーは、#5粟津 15pt、次に#10赤穂 14ptと100点ゲームにしてはすば抜けて点を取った人がいない、逆に言うとまんべんなくチーム全体で点を重ねていったという感じです。どこからでも点を取れる、こういうチームは強いですね。

第2戦:11/14(月) vs. タイ

⭕️ 93-54
 1Q:26-18
 2Q:25-9
 3Q:18-16

2戦目も快勝でした。1戦目に続いてダブルスコア近い点差で勝利。相手を60点以下に抑えている点にも注目ですね。ディフェンスがかなり効いているようです。スコアリーダーは#7梅沢 16pt、続いて#9栗林、#15山本の14ptとなっており、今回もチームの全員得点となっています。

第3戦:11/15(火) vs. 韓国

❌ 64-70
 1Q:16-21
 2Q:15-20
 3Q:19-12
 4Q:14-17

初黒星となり、2勝1敗です。韓国にオフェンスリバウンドを支配されていたという印象です。パスミスも目立っていた気がします。桜花学園のメンバーで構成した時が一番しっくりきましたので、チームの連携面での課題が見えた試合でもありました。スコアリーダーは、#14山本の15pt。桜花の2年生ポイントガードが堂々としていて頼もしく見えました。

第4戦:11/16(水) vs. 中国

❌ 61-76
 1Q:10-23
 2Q:21-24
 3Q:13-16
 4Q:17-13

韓国戦に引き続き高さに苦しめられた試合でした。後半高さに対する対策が効いていたように思え互角の展開になるものの1Qの点差を引きずったまま敗戦となりました。ただ、全くかなわない相手ではないと思われるので、高さ対策がキーになるかと思います。これで、2勝2敗。スコアリーダーは、#12馬瓜の16pt。

第5戦: 11/17(木) vs. インド

⭕️ 93-26
 1Q:23-7
 2Q:21-8
 3Q:18-7
 4Q:31-4

予選ラウンド最終戦は、理想的な展開で完全勝利となりました。すべてのQで一桁に抑えた日本のディフェンスは素晴らしいですね。決勝トーナメントの弾みになる良い試合でした。スコアリーダーは、#25宮下の25pt。

最終的に日本は、3勝2敗のリーグ3位となりました。

全体の順位は以下の通りです。4位以上が決勝トーナメント出場となります。

1 中国 5-0
2 韓国 4-1
3 日本 3-2
4 チャイニーズタイペイ 2-3
5 タイ 1-4
6 インド 0-5
決勝トーナメント

予選ラウンドの結果、決勝トーナメントの組み合わせは以下のようになりました。

結局、韓国に勝利して2位でもおそらく3位は韓国で決勝トーナメントでは同じ組み合わせだったでしょう。気持ちを切り替えて、ぜひとも、予選ラウンドのリベンジを果たしてほしいです!頑張れニッポン!

11/19(土)準決勝

⭕️中国(予選1位)− チャイニーズタイペイ(予選4位)
64-35
1Q:21-10
2Q:13-9
3Q:22-7
4Q:8-9

韓国(予選2位)− ⭕️日本(予選3位)
41-63
1Q:13-15
2Q:11-16
3Q:11-14
4Q:6-18

やりました!韓国にリベンジを果たし、決勝進出です。これで、U19の世界大会出場が決定しました。

おめでとうございます!

スコアリーダーは、#12馬瓜の14pt。決勝の中国は、さらに身長差が大きい相手ですので、容易ではないと思いますが、これまたリベンジを果たして優勝してほしいです!

11/20(日)決勝

❌日本 − 中国
47-78
1Q:12-17
2Q:12-16
3Q:11-23
4Q:12-22

かなり差が開いてしまいました。色んな意味で中国の高い壁にぶち当たったという感じです。日本代表の平均身長は176.2cm、中国は184cmと平均で約8cmも違います。また、最長身長も日本の188cmに対して、中国は205cmと、なんと17cmも差があるのです。中国は、2m超えの選手が2人いましたので、一人を攻略してもまた次がいるという高くて分厚い壁でした。

試合を見た感想でいいますと、日本はインサイドへの対策は非常に頑張っていたと思います。インサイドにボールが入った瞬間に、即座に2,3人がよってうまく動きを封じていました。しかし、その後のリバウウンドが中々取れずにセカンドチャンスを与えてしまうという展開でした。ブロックアウトしていても後ろから取られてしまうという、どうしたらいいんでしょうかね。

さらに、中国はインサイドだけでなくアウトサイドの確率も高く、スリーポイントもバンバン決められていました。インサイドのケアが必須な中で、アウトサイドも確率が高い。もう一回言いますが、どうしたらいいんでしょうかね。

スコアリーダーは、#15山本麻衣選手の13ptでした。高い壁にやられたのですが、日本代表の中で一番身長の低い162cmの山本選手がスコアリーダーというなんとも皮肉な結果になっています。試合を見ていましたが、山本選手は、決して外からのシュートばかりではなく、インサイドに積極的に切り込んでレイアップを決めるなどのシーンも目立ってましたから、身長差を打開する可能性を見せてくれたように思います。

それにしても、ほんと凄い選手が出てきたものです。U19の世界大会(2017年7月@イタリア)が楽しみですね。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

バスケ315!

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投稿者: ひできち

40歳過ぎた今でも週2回バスケをこなすバスケ好き。 B.LEAGUE開幕により、日本バスケの人気復活に期待しており、自称日本バスケ普及推進委員。 現在、バスケ部所属の二児の父親でもあり、バスケ一家を支えるべく日々奮闘中。

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