【Wリーグ】JX-ENEOS vs. 富士通 吉田亜沙美 vs. 町田瑠唯 2016.10.8 観戦レポート

[公開日]
[更新日] 2016/10/10

こんにちは!

男子のBリーグ開幕に引き続き、女子のWリーグが開幕しました。女子バスケは、オリンピックにも出場し大活躍でしたので、今年は一層盛り上がるものと思っています。

そんなわけで、オリンピック女子日本代表選手が多数所属するJX-ENEOSサンフラワーズと富士通レッドウェーブの開幕第2戦目に行ってきました!

Wリーグとは

全12チームで構成される女子バスケットボールリーグで、1部リーグのみで構成され、2部リーグは存在しない。

10月〜2月中旬まで行われるレギュラーシーズンの結果をもとに2月下旬〜3月中旬まで行われるプレーオフで優勝が争われる。

2010年より、JX-ENEOSサンフラワーズが6年連続シーズン&プレーオフ優勝しており、ゆるぎない王者となっている。

なお、日本人選手育成の観点から外国人選手の登録は認められておらず、帰化選手のみ登録が認められている。

日本人の育成には外国人選手が必要という考え方もあるが、男子バスケの現状を見ているとインサイドプレイヤーがほぼ外国人で占められており、さらに外国人選手のオフェンスばかりが目立っている現状を見ていると本当に日本人選手の育成になっているのかという疑問が湧き、外国人選手を入れないという方針にも一理ある気がします。

2016-2017シーズンの参加チーム

JX-ENEOSサンフラワーズ 千葉県柏市
トヨタ自動車アンテロープス 愛知県名古屋市
デンソーアイリス 愛知県刈谷市
富士通レッドウェーブ 神奈川県川崎市
新潟アルビレックスBBラビッツ 新潟県新潟市
シャンソン化粧品シャンソンVマジック 静岡県静岡市
アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス 愛知県安城市
三菱電機コアラーズ 愛知県名古屋市
日立ハイテク クーガーズ 茨城県ひたちなか市
トヨタ紡織サンシャインラビッツ 愛知県刈谷市
羽田ヴィッキーズ 東京都大田区
山梨クィーンビーズ 山梨県甲斐市
JX-ENEOSサンフラワーズ

1969年4月に関東実業団4部でスタートした50年近い歴史を持つ老舗チームである。Wリーグでも常に上位をキープし、ここ6年間はシーズン&プレーオフの統一王者となっている。

現在は、千葉県柏市をホームとしている。日本代表選手が多数在籍し、プロ野球で言えば優勝を宿命づけられた巨人軍といったところかと思われます。

所属選手
#00 吉田亜沙美* リオ五輪代表
#01 藤岡麻菜美 U-23代表
#02 木林稚栄  
#03 山田愛  
#08 小山真実  
#10 渡嘉敷来夢 リオ五輪代表
#11 岡本彩也花  
#13 西山詩乃  
#15 川上麻莉亜  
#21 間宮佑圭 リオ五輪代表
#23 大沼美琴 U-23代表
#25 石原愛子  
#29 中村優花 U-23代表
#32 宮崎早織 U-23代表
#52 宮澤夕貴 リオ五輪代表
富士通レッドウェーブ

1985年に創部後、関東実業団4部からスタートし4年で日本リーグ2部に昇格。その後、1994年に1部に昇格し現在に至る。2007年には、それまでシャンソンとジャパンエナジー(現JX-ENEOS)の2強だったWリーグで悲願の初優勝を果たす。ここ数年は、JX-ENEOSと優勝争いをする常連チームとしての地位を築いている。

所属選手
#0 長岡萌映子 リオ五輪代表
#1 三谷藍 FIBAアジア代表
#5 曽我部奈央 U-23代表
#8 佐藤梓  
#9 村山翠  
#10 町田瑠唯* リオ五輪代表
#11 篠崎澪 FIBAアジア代表
#12 篠原恵  
#13 加藤夕貴  
#14 橋詰まり  
#15 山本千夏 FIBAアジア代表
#21 小沼めぐみ  
#25 内尾聡菜  
#30 中島彩  
#32 永井菜摘  

初戦(2016.10.7)の結果

❌ 富士通 61-76 JX-ENEOS ⭕️

1st    9-19
2nd  13-17
3rd   23-24
4th   16-16

スターターは、富士通が#0長岡、#10町田、#11篠崎、#12篠原、#15山本、JX-ENEOSは、#0吉田、#10渡嘉敷、#11岡本、#21間宮、#52宮澤。

スコアリーダーは富士通の#11篠崎の24ptsだったが、スリーポイントの決定率が富士通2/16に対してJX-EXEOSが9/28となっており、この部分が勝敗の明暗を分けたものと思われる。2ポイントと3ポイントのアテンプト数は72と73でほぼ同じであることからもそれが読み取れる。

本来の得点源であろう#15山本が8pts(3ポイント0)となっている点もスコアが伸びなかった要因の一つであると考える。

次戦は#15山本の3ポイントに期待したい。

10.09 第2戦目 観戦の結果と感想

王者JX-ENEOSになんとか一矢報いて欲しいということで、ひできちは、赤いTシャツを着て富士通を応援しに行きました。

が、2日目はJX-ENEOSがホームという設定だったようで、なんか勘違いした赤いおじさんがアリーナ席にポツンと座っているという間抜けな構図になってしまいました・・・

お客さんの入りは、まずまずで8、9割の入りといったところでしょうか。それにしても代々木第二は、選手との距離が近いですね。顔の表情までわかるくらいに近いです。観客にとっては本当にいい会場だと思います。2階席でも十分に楽しめると思います。

自分が座ったアリーナ席(指定席)は、コートとかなり近いのですが、コートとほぼ同じ高さでさらに2列目だったので、少し見づらかったですね。純粋にバスケを観戦したいなら1階席(自由席)の方が絶対にいいと思いました。

Wリーグは、Bリーグとは違い商業的な匂いがあまりしないですね。会場や応援には手作り感があって、グッズ販売にもほとんど力を入れてないなという印象を受けました。

そうこうしているうちに、ティップオフです。

img_1257

スターティングメンバーは以下の通りです。

JX-ENEOS
#0吉田、#10渡嘉敷、#11岡本、#21間宮、#52宮澤

富士通
#0長岡、#10町田、#11篠崎、#12篠原、#15山本

立ち上がりは、JXペースでした。富士通はミスが目立ち、開始2分経たないうちに7-0とリードを許し、たまらずタイムアウト。しかし、流れが変わらず、ようやく初得点を決めたのが、開始約4分経過したところでした。その後も点差を徐々に広げられて、1Q終了時点で、27-8とJXの大量リード。

なんかやな予感がするなと思いつつも、なんとか第2Qで盛り返して欲しいと祈ってました。

第2Qは、#0長岡の45度からのスリーポイントで富士通が先制します。しかし、すぐさま返されて、29-11。その後も店の取り合いが続きますが、終わってみれば、42-20とさらに点差が広がりました。

第3Qの序盤は両チームの得点が停滞していましたが5分過ぎから点の取り合いになります。富士通も#12篠原がインサイドで奮起するも、やはり初日に引き続きJXのスリーポイントの精度が高くなかなか点差を縮めることができません。結局、58-36と22点差のまま第3Qを終えます。

第4Qは、点差もあることからJXがいろいろなメンバーを投入し始めます。その隙をついて富士通も追撃しますが、最終的には、72-57で試合終了。

#0長岡、#12篠原などのインサイドの頑張りは見えましたが、アウトサイドの精度でJXには及ばなかったように思います。FG%は、富士通の33.9%に対して、JXは41.9%と圧倒しています。シュートの精度もありますが、ディフェンス面でも楽にシュートを打たせてしまっているという問題があったのかもしれませんね。

富士通にとっては、いろいろと課題の残る試合だったのではないでしょうか。富士通は今年から新しいヘッドコーチとのことですので、シーズンを通してチームとして成長していくのだと思いますので、今後に期待したいと思います。

ちなみに#0吉田選手と#10町田選手のポイントガード対決の結果ですが、2試合のスタッツは以下の通りです。

  #0 吉田 #10 町田
MIN 49 70
PTS 19 8
AST 13 8
STL 3 5
TO 9 6

 プレイタイムからすると#0吉田選手のターンオーバーが若干多めに感じますが、得点、アシストについては、完全に#0吉田選手に軍配があがったと見て良いかと思います。

最後までお付合いいただき、ありがとうございました。

バスケ315!

スポンサーリンク

この記事の内容が役に立ったと思ったらソーシャルメディアで共有してください
Share on facebook
Facebook
Share on twitter
Twitter
Share on google
Google
Share on email
Email
Share on print
Print

投稿者: ひできち

40歳過ぎた今でも週2回バスケをこなすバスケ好き。 B.LEAGUE開幕により、日本バスケの人気復活に期待しており、自称日本バスケ普及推進委員。 現在、バスケ部所属の二児の父親でもあり、バスケ一家を支えるべく日々奮闘中。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です